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<布袋尊> 実は中国に実在した和尚さん。本名は「契此」で西暦914年に亡くなっているが、その生きザマは「裸の大将」そのもの。物乞いをし、方々を徘徊する放浪者だが、これだけだと神様扱いされるわけがない。「何事にも執着しない。
執着しないという事にも執着しない。」という自由な真道人だったという。”悟り”とは知的に理論武装して「ゆるぎないバカ」になることかも。満面の笑みで闊歩するその姿は明日に向かう希望を与えてくれる。
宗教・福徳の神 |
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<寿老人> 七福神の中で一番の「賢者」という、中国の道教の中で人の寿命をつかさどる「南極老人」が出所。頭の長い福禄寿と根本的には同じ神様だとか。「なんで同じ神様が2人?・・・」と思うが、そこは民間信仰のなせるワザ。
テキトーでもなんでも、有り難ければ!
寿老人と福禄寿が共存してるのが一般的。宝船の絵の影響なのかな? 長寿の神 |
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<毘沙門天> 仏教では四天王の一人として北を護る守護神で、すべての事を一切洩らさず聞くことのできる大智者。様々な超人的能力をもった部下をたくさんかかえている「戦闘の頭脳」という感じ。その昔も戦いに
勝利するためには腕力や技術だけじゃなくて情報収集が欠かせなかった。起源はインドのバラモン教やヒンドゥー教
戦勝の神 |
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<恵比寿> 恵比寿さんの”えびす”は”よそもの”異邦人という意味。七福神の中で唯一、生粋の日本生まれの神様。イザナギとイザナミの国産み伝説の時に海に流された「ヒルコ」が漂着して神様として奉られたということで、その後は大漁の神様→魚市場の神様→商売の神様と時代の求めに応じて変化してきた。大鯛を脇に抱えてるポーズが一般的だけど
「釣して網せず。」ということで暴利を貪ることを戒めた意味もある。 商売繁盛・大漁の神 |
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<弁財天> 紅一点の弁天さんは河川や水を神格化した女神としてインドで古くから崇拝されていた。ヒンドゥー教では弁舌と学問に秀でた愛敬のある女神。
白蛇が使者をつとめるのは宇賀神将との混同からということだが、インドで発祥した頃から財富の神でもあった。 学問・財福の神 |
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<福禄寿> 寿老人のところに書いたように基本的には同じ神様だがアチラが端正な容貌なのにコチラはかなり奇異な感じ。何と言ってもその頭の長さ・・・頭部と胴体の長さがほぼ同じ。功徳で寿老人と違うのは福・禄・寿の三徳が備わっているということから
「そんなに凄いのはよほど人徳があるからに違いない。」
ということになり、長寿よりも「人徳の神」としての性格の方が強くなっていること。鶴と亀が大好き。 長寿・徳望の神 |
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<大黒天> 大黒さんはインド人と日本人のハーフ?インドのヒンドゥー教のシヴァ神と「因幡の白うさぎ」で兎を助ける大国主命が習合されてるらしい。シヴァ神はおどろおどろしい破壊神、大国主命は心優しい神様。一体どこに共通点があるのって感じだけどシヴァ神の別名が「マハー(大)カーラ(黒)」でダイコク。大国主命の「大国」がダイコク・・・、
豊作の神 |
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